そらの雑記

ただの落書きです。

DRAGON QUEST YOUR STOЯY 感想(ネタバレなし)

ドラゴンクエスト ユアーストーリー 感想


作品について語る前に、自分の状況を整理しておきたい。ドラゴンクエスト5 SFC版は未プレイ、PS2版、DS版は既プレイ。映画は2回鑑賞。2回鑑賞の間にPS2版を半分程度プレイ。総プレイ時間で言えば200時間とかは超えているはず…


まずは、ネタバレしないように全体を通して簡潔な感想を。(ネタバレあり感想は下部に示しますので、ネタバレありの方を見たい方は別記事へどうぞ。)


 1本のゲームを2時間未満の映画にまとめるのは無理があったのだろうという印象だった。本編をやっている人はなんとなくイベントの流れや背景を理解できているが、はじめてこの映画を見た人は全く何が起こっているわからなかったに違いない。


 最初はかなり映画と原作との差異に戸惑いつつも、こんなものだと軌道修正する形で頭の中の映画のイメージが固まっていった。大画面と音響による世界観の構成によってドラクエの景色の中に自分が存在するかのようで楽しかった。


 中盤になれば、ほとんど違和感は当然残るが納得するような形で物語が進んでいた。戦闘シーンなんか割と迫力やテンポがあって面白かったと思う。 


 終盤は主人公リュカの因縁の敵との決着を描いており、最終決戦としては申し分ない戦いが繰り広げられていた。素直にこの辺りの映像はわくわくさせられたし、手に汗も握るくらい緊張した。


 紆余曲折があって、山寺宏一ボイスのスライムが「気をしっかり持て」と言った時点で僕のドラクエ5像は完全に音を立てて崩れ去った。完全にYOUR STOЯYだった。


 気づけば、「そして伝説へ」をバックにエンドロールが流れていた…


 総合的には、ムービー(特に戦闘シーン)、音楽の使い方、キャラの立て方は正直にかなり面白かった。それらを全てひっくり返したラストは残念だと思うばかりだった。