そらの雑記

ただの落書きです。

第1回 関西スマブラSP大学対抗戦 反省会

挨拶

2020/2/15(土)は第1回関西スマブラSP大学対抗戦でした。出場されたチームの皆様、設営やSwitchの持参に協力いただいた方、スタッフの皆様お疲れ様でした。並びに見学でお越しいただいた方々、配信でご覧いただいた方々、ありがとうございました。

 

おかげ様で、選手は19大学26チームの30人、スタッフ、見学者を含めると約150人規模の大会となりました。主催の私としては、無事に大会を終えることができたと考えています。みなさんはいかがだったでしょうか。ストック引継ぎ戦では、普段の対戦とは異なるストックの重みと緊張を感じたのではないでしょうか。

 

挨拶が長くなりましたが、この記事では第1回関西スマブラSP大学対抗戦を企画、運営してきた上での苦労や工夫、問題点を共有したいと考えております。主観的な感想はなるべく排除したいと思いますが、お見苦しい点がありましたらご容赦ください。基本的には、「○○という意図がありこの形にした結果、××という問題が生じた。」というスタンスで述べていきます。

 

以下のリンクは第1回関西スマブラSP大学対抗戦の配信アーカイブです。

出場できなかった方は雰囲気を感じに、出場された方は復習がてらご覧ください。

 

www.youtube.com

※トーナメント表はこちらhttps://challonge.com/ja/i0b6dhfq

 

大学対抗戦のコンセプト

まず長くなりますが、大学対抗戦の目的について述べたいと思います。企画当初の目的としましては、以下の通りです。

 

関西圏の大学スマブラコミュニティの交流の促進

関西圏の大学スマブラコミュニティの存在の発信

 

いずれも、スマブラ界隈の発展につながることができればと思ってうち立てた目標です。コミュニティの交流の促進は、大学同士結びつくことで中規模の対戦会やトーナメントが開ける雰囲気づくりを目指すものでした。

こちらのツイートを参照していただければ、良いと思います。このような形で、各大学が集って対戦会や交流会を開く契機としての位置づけの大学対抗戦でした。

https://twitter.com/OUSSBU/status/1227490256389173249?s=20

https://twitter.com/3DROPS_/status/1227159368711335936?s=20

https://twitter.com/ku_smbros/status/1227146887213400069?s=20

 

また、大学という広いコミュニティのなかではスマブラをかなりプレイしている方でも、自らの所属する大学にスマブラサークルが存在することに気づけない方が多いと思われます。さらに出来立てのサークルであれば、存在を告知する力も弱いところがあります。そこで、スマブラサークルにとっての告知の場、プレイヤーにとってのサークルを見つける場としての大学対抗戦を目指したつもりです。

 

 

結果としては、交流の場、告知の場としての大学対抗戦にはできなかったと感じています。この目標を大々的に取り上げなかったこと、各大学サークルの方々に共有しなかったことが主な原因だと思われます。

 

 

告知

主に大学対抗戦Twitterアカウントhttps://twitter.com/SSBU_kansaiとこのブログを通して、告知活動を行っていました。

 

問題点

告知の対象が、近畿圏の大学スマブラサークルから、関西圏、大学生へと移り変わってしまったため、かなりふんわりとした告知がおおくなってしまいました。告知の対象を広げなかったとしても地味な告知であまり華がなかったと思います。

 

どちらにせよ、告知活動はもっと積極的にやっていくべきでした。フォロワー数の多いスマブラプレイヤーに直接ご協力を願い出て、拡散に努めるべきでした。イベントの存在自体を知られないことには、せっかく立てた目標であっても水の泡となります。

 

有名なプレイヤーの方に協力を依頼し、ツイートを拡散していただくなどの積極的なアピールをしていけばよかったと思っています。

対策まとめ

・告知はしつこいくらいが丁度よい

各大学サークルとの連絡

基本的には私が一人で、各大学サークルとの連絡をTwitterのDMにて個別に行っていました。この場をお借りして、対応していただいた各サークルの代表の方々にお礼もう会いあげます。

主に各大学サークルがどれくらいの人数を対抗戦に出場させられるかどうかという点を中心に連絡していました。

 

問題点

一人で多数を相手に個別に連絡するというのはかなり無理があり、数点問題が出ました。特に混成チームを作る際に、私と各大学サークルの代表者の方と齟齬があり、混成チームの発表が遅れました。

 

・返信が返って来ない

・文面では意図を伝えにくい

・時間がかかる

 

返信が来なかったのは、私のほうから連絡を差し上げるのが遅かったという点と、締め切りを明示せずに回答を待ってしまった点が問題だったと思います。その結果、各大学サークルの方々にも協議の時間を持たせることができるような時間の管理を進めていくべきでした。

 

対案としては、Discordのグループを作り、そこで一斉に連絡すればスムーズなやりとりが可能となるのではないかと考えています。2019年の夏に、こういった大学対抗戦など活動の企画にDiscordのグループの必要性を感じ、募集をかけたことがありますが頓挫しました。告知がうまくいかず目玉のイベントもたてられていなかったからです。

 

対策まとめ

・(一斉)連絡のしやすい媒体を使用する

・回答を求める際は回答のための時間の確保と、締め切りの設定をする

申請方法

申請枠の分け方

一般枠(チーム)、Switch持参枠、見学枠、設営枠の4つに分けて、申請を受け付けました。一般枠はチームでの申請を32枠受け付けることにしていました。

 

チームでの申請ではなく個人での申請を受け付けてしまうと、運営側で人数把握をするためにチームメンバーの再構成をする必要がでできたためチームごとのでの申請とさせていただきました。

 

また、持参枠と設営枠については、必ず一般枠か見学枠に申請してから受け付ける仕組みを想定して私が設定しました。

 

 

問題点

私としてもできる限り、わかりやすい文章を心掛けて注意書きを作成しましたが、ややこしく混乱されてしまう方が出てしまいました。

 

特に出てきたのは、以下の通りです。画像も参考にしてください。

 

・ 私の意図と異なる申請をされた方が出てきた

・申請上の注意を読んでいない方がいた

 

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こくちーず申請例

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こくちーず申請例



 こちらは一般枠の申請フォームでした。私としてはチーム名の欄は、出場チームの名前を入れていただきたかったのですが、サークル名を持ってきたものになっている申請が多かったです。「後に最強になる同志社スマブラ会」のようなユーモアのあるチーム名を期待していましたが、チーム名が決まっていたのは2チームだけでした。

 

注意書きの文面が悪かったのか、単にチーム名が思いつかなかったためサークル名を入れたのか測りかねますが、私の想定と異なる結果が生じてしまいました。

このように文面だけでは意図するところとは、まったく違う反応が得られてしまう可能性があるというところには十分注意したいところです。

 

また、一定数は注意書きを読まない人は出てきます。こればかりは対策しようがないので、できる限りしつこく注意書きを読むように告知するようにしたいところです。

 

対策まとめ

・(申請者にとって)できる限り分かりやすい文章を心掛ける

・(申請者にとって)簡潔な申請手段を使用する

 

ごくごく当たり前のことですが出来上がった文面は、自分で読み直し、第三者に読み直してもらいましょう。分かりやすい文章になっているか確かめてください。

ルール

シングルエリミネーショントーナメント

後述しますが、5人1チームでの対戦のため、かかる時間が予測不能であったためシングルエリミネーション方式で対戦数を抑えることにしました。

生じた問題としては以下の通りでした。

・トーナメント進行における試合が少なく、あまり試合に参加できない選手が多かった

 

ある程度試合進行にかかる時間が把握できたので、次回からはダブルエリミネーション方式での進行は可能だと思います。

人数

後述するルールにおける戦略性や、団体としてのまとまりを意識させるために、5人1チームでの構成とさせていただきました。

 

生じた問題としては以下の通りでした。

・一戦一戦にかかる時間が長い(40分~1時間)

・5人の予定を合わせるのが難しい

・時節柄、風邪やインフルエンザによる欠員が当日に生じる

・試合を行うスペースが非常に混み合う

 

主に1チーム5人という人数の制約からくる問題でした。そもそも5人チームにするか3人チームにするかという点は考え直すべき点だと思います。

 

試合で使用する台のスペースの幅は広めに取ったつもりですが、それでもぎゅうぎゅう詰め状態に陥ったので、もう少し余裕を持たせるべきでした。

 

こういった様子も写真に収めておくべきでしたが、当日の自分に余裕がありませんでした。

 

※2020/2/28追記

 

阪大スマブラ同好会の会長アモーレさんより写真をいただきました。

 

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奥側は同志社vs立命館の試合

手前側は阪大vs大阪電通大の試合だそうです。

 

対戦ルール

詳細なルールはこちらの記事を参考にしていただけると幸いです。

 

solaaaike.hatenablog.jp

 

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対戦ルール

私としては、チームの選手をどの場面で出すかという采配場面を作り出すために人の被せ合いができるようにルールを設定したつもりでしたが、いかがでしたでしょうか。

 

このルールが参加者の方にとって面白いものだったのか、わからなかったので意見をお聞かせいただければと思います。

 

試合結果報告

奪ストック数をプレイヤーごとに各チームで記入してもらう予定だったのですが、結果を正確に記入していないチームや、そもそも記入すら忘れてしまうチームがいました。特に合計数を忘れているチームが多かったです。

 

この問題については、記入の仕方のアナウンスと記入を促すアナウンスの両方が徹底できていなかったところに原因があったと思います。

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結果報告用紙
 対策まとめ

・ややこしすぎるルールを制定しない

・読んでくれたらわかるだろうではなく、責任をもって説明する

・ルールの公表に際しては、意図を明示する

 

収支

 

 

 

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収益

名札依頼料と名札印刷料は計上しましたが、個人的な依頼だったので実質的な収益には含んでいません。これらを除外した収益¥2,336は、スマバト主催である関西スマブラ会様に寄付させていただきました。

 

 当日運営の問題点

設営、スタッフの業務

会場設営、撤収における私の指示の具体性が欠けており、非常に効率の悪い時間をスタッフや設営協力いただいた方に過ごさせてしまうことになってしまいました。前週にあったスマバトの設営を見学し勉強させていただいたつもりでしたが、甘かったです。のじんこさんが見かねて、代わりに指示いただいたので、なんとか設営、撤収ができたというところでした。

モニター、机、椅子等の配置、また、人がどの程度その空間に収容できるのかといった具体的なビジョンが完成していなかったところに原因があったと考えています。

また、設営協力枠の方々に撤収作業時間帯を明示できなかったのもよくない点でした。対抗戦そのものがいつ終わるのかわからないため、あえて曖昧な時間を表記してしまいました。

 

スタッフの仕事を明確にし、割り振るということができなかったのも問題でした。当日の主な仕事としては以下が挙げられます。

・各試合台に付き添い、ルールのチェックを行う

・受付で会計を行う

受付作業に集中し、ルールチェックの作業に割り振れなかったため、上述した記入用紙の問題が生じたと考えています。

対策まとめ

・あらゆるところに想像力を働かせて、計画を立てる

・指示は具体的に行う

※あくまで一例です。

悪例:「これはあっちにお願いします」(何をどこに運ぶのかわからない)

良例:「番号札の順にモニターを設置していってください」

   「椅子を4脚ずつ、モニターに対して配置してください」

 

試合の進行

1回戦は試合台に案内し、全台が準備完了したら一斉に試合開始としたのですが、特に盛り上げる掛け声もせずに「始めてください」と促した結果、グダグダなオープニングになってしまったと思っています。

 

試合の準備が始まったところから随時開始していくのが、選手のモチベーションも下がらないので、特に意図がなければ、自由にさせるのが良いです。この点はのじんこさんからも指摘されました。

対策まとめ

・盛り上げるところはしっかり盛り上げる

・グダグダな進行にならないように指示のほうからメリハリをつける

 

配信関連

配信については、スマバトでもおなじみのほにやさんに全面協力いただきました。私はモバイルWi-Fiをレンタルしただけなので、ここでお話できることはありません。

 

ほにやさんの他、チャートやつさん、ペリカさん、ルビンさんにお手伝いいただきました。

 

実況のほうでは、ルーシアさんにお越しいただきました。

 

この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

名札

名札はさめっとさんに依頼しました。スタイリッシュなものから、ユーモアを含みつつお洒落なものまで取り揃えていただきました。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

当日の名札はこんな形でした。(さめっとさんのTwitterへジャンプします)

 

[さめっと on Twitter: "第1回関西スマブラSP大学対抗戦の名札を描かせていただきました。よろしくお願いします。… "

 

著作権はさめっとさんにありますので、使用される際は必ずさめっとさんにご相談ください。

 

主催としての反省

開会式や閉会式での挨拶を全く考えていなかったため、マイクを承ったときにはかなりどもって気の抜けたスピーチをしてしまいました。準備等で余裕がなかったとはいえ、主催としてあるまじき行為でした。

 

また、トーナメントで阪大のチームが一回戦で当たってしまったのは、申し訳なかったと感じています。

 

反省点は、まだまだ書ききれないほど(思い出せないほど)あります。随時、このブログで更新していけたらいいと思っています。

 

終わりに

親身に相談に乗ってくださった、前作対抗戦企画のマクアさん

スタッフ業を快く受けてくださった透橋さん

並びに、大阪市立大学スマブラ同好会に所属する、kohmaさん、penpenさん、ホロケウさん、蛇口さん、Rinθさん、よっしーさん、れもんさん

そして、企画段階から当日の何から何までアドバイスいただいたのじんこさんにこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 

この記事が、スマブライベントを企画する方々の道しるべになることを願ってやみません。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

追伸

スマバトスタッフ全く足りていないそうなので興味ある方は、ぜひスタッフに!

また、第2回関西スマブラSP大学対抗戦を企画してくださる方が出てきてくれることを願っています。